産業IoT関連企業様のご依頼で、製造業・インフラ業向けの提案資料や展示会パネルなどで使用する、設備・計測機器のイラストを制作しました。



依頼の背景・経緯
現場の設備や装置にセンサーを設置し、収集したデータを活用するシステムの構成図内で使用するイラストとしてご相談いただきました。
これまでは既存画像などを組み合わせて資料を制作されていましたが、展示会用の大型パネルで使用する際には、画像サイズや使用条件の問題があるほか、複数の素材を組み合わせることで表現にばらつきが出てしまうという課題がありました。
今後もさまざまな設備・機器を追加していくことを想定し、資料内で統一して使用できるイラストとして制作しています。
制作内容・対応
今回は、電流センサーを使用した分電盤内の構成図、無線振動センサーを設置したポンプ設備、制御盤の3点を制作しました。
システム構成を説明するためのイラストとして、実物の形状をそのまま細かく描き込むのではなく、それぞれの設備や機器の特徴が認識できる程度に情報を整理しています。
分電盤内のイラストでは、主要な計測機器は特徴が伝わるように描きながら、接続先の機器は簡略化。配線については色分けすることで、各機器の接続関係が視覚的に追いやすいようにしました。
ポンプ設備についても、設備本体の形状をわかりやすく整理し、センサーの設置位置や無線通信を示す表現を加えています。
また、制御盤は構成図の左側に配置し、右方向へ情報や配線が展開していく用途を想定していたため、他の図版と組み合わせやすいアイソメトリック表現で制作しました。
プレゼン資料だけでなく、A1サイズの展示会パネルなどでの使用も想定し、大きく配置した際にも見やすいデータとして仕上げています。
デザインのこだわり
今回特に意識したのは、「設備として何を表しているかが伝わること」と「資料の中で情報を邪魔しないこと」のバランスです。
産業機器は細かな部品まで描き込むほど情報量が増えますが、構成図の中では、機器そのものの説明よりも「どこに何があり、どのようにつながっているか」が重要になります。
そのため、必要な特徴は残しながら形状や細部を整理し、線と面を使ったシンプルな表現に統一しました。
特に配線やセンサー部分は、色を使って役割を区別することで、専門的な内容でも視線を追いやすい構成にしています。
また、制御盤はアイソメトリック図として角度を統一し、立体感を持たせながらも過度にリアルな表現にはせず、ほかの設備イラストやシステム構成図と組み合わせやすいデザインに仕上げました。
